その日の私は早起きだった。
朝からフレンチトーストとフルーツを食べ、諸々の家事を済ませた。
ストレッチと筋トレ、有酸素運動で一汗かいてお風呂に入る。毎日のルーティーン。
そして化粧と髪のセット。やっぱり1番お気に入りの猫のアイシャドウを使っちゃう。猫が可愛いだけのアイシャドウ。
洋服は半袖と長袖、どちらを着ようかと悩んだ。好きなのは長袖だけれど今日はとてもいい天気。というか暑いので半袖に決めた。
15時。
友人と約束した時間にコンビニへ買い出しに行くだるめの女である。それを報告したら彼女もスーパーにいた。類友。
そろそろかな、とパソコンの前に座り友人と電話を繋ぐ。
雑談していると聞き慣れた声が流れてきた。
ハライチだ。
ハライチだ!!!!
岩井さんだ〜〜〜〜〜〜♡
皆が一斉にスタートと同時にログインしてきたら回線が混むので、という配慮でラジオのようなトークを聞かせてくれる。けものあるあると道あるある。田舎者の性格悪い感じの話くそうけた、田舎者だから😂😂😂
尚、このトークは終演後にyoutubeにupされていましたがリアルタイムでは配信勢しか聞けないものでありこれも早めのログインを促す目的と配信勢へのサービスが叶えられて一石二鳥すぎ。
会場が暗転して音楽が鳴る。
めちゃくちゃワクワクしてしまった。
ワア!!!!って顔、久々にした気がする。
こういった大きな会場での引きの映像が大好きだ。ゾクゾクしてしまう。
いつもならここでバンドマンが登場するけれど、今日は芸人が現れる。新鮮!!!!とても新鮮!!!!!
DVDやらテレビやら対バン形式の(芸人の場合はなんて言うのでしょう)は見たことあるけど、ワンマン!!!!芸人のワンマンは初めて!単独公演???(笑)
さらっと登場したハライチはいつも通りのお洋服。岩井さんはスピッツのおるたなTシャツとカーディガン、澤部さんはアラスカのシロクマT。安定のシロクマ。アラスカのシロクマ。
しかもこれハライチ澤部✖️GRANDCANYONのものだったのね。知らなかった。今知った(笑)
新ネタはこれぞまさに岩井さんという風刺物で大好きだった。おまえがやってることってこいいうことだよ。というところを見えない刃で抉ってくる。めちゃくちゃに好き。
岩井さんのお笑い、というか話す内容に混ざる毒はいつも不必要に無関係な誰かを責めたり攻撃したりするものではない。でもラインを越えてきたら思いっきり刺す。それがとても心地良くて大好きなんだ。
そして舞台に飾っていた岩井画伯の目が完全に安田くんのコーナーで描いてたあの絵を彷彿とさせた。じわじわくる(笑)
本日のゲストはオードリー。
あちこちオードリー再来。
ハライチとオードリーはよく似たコンビなので完全に漫才師とネタ受取人に分かれた戦争になる。最高に面白い。相性良すぎ。
そして私はちょっと面倒な頭の良い男が好きなんだなあと再認識する。オードリーなら若林くんだもの。
しかし私の脳裏に岩井さん、結婚するのかな。結婚しても教えてくれないならむしろもうしているのかもしれない。と思うと心のどこかでざわめきが起きた。ツイッターでも「岩井」と検索すると結婚を危惧してる人が多数いた。
やだ
いやじゃん
死ぬじゃん(笑)
しかしこのざわめきすら彼の計算なのではないかと思うとニヤニヤする。でも計算じゃなかったら死ぬ。私は岩井さんが結婚したら立ち直れないかもしれない。これは瑠樺さん以来の由々しき事態である。由々しき?由々しきで合ってる?既に大きな問題ですが。
といった恋心はまあおいといて。
岩井さんはテレビに出ている時よりも舞台に立っている時の方が目が澄んでキラキラしていてこんなにわかりやすく目が変わる人いるか?と思った。この景色に感動してんの?って思うくらいキラキラしてなかった?
すきだ。
そして声でアイクを使っていたこともキュンとしてしまったよ。岩井さん、愛の人じゃない?
私が何故岩井さんをこんなに推しているかというと本当に優しいからです。
誰しもに、ではなく自分にとって大事な人や決めた人にすごく愛があるから。ファン目線もずーーーーっと持ってるから。ファンにそんな気持ちにさせないであげてよ、とかサラッと言葉にするのたまらないじゃん。
そしてこのタイトルのけもの道。
勝手な憶測な範疇ですけども
おるたなTを着用し、渋谷公会堂でお笑いのライブで草野マサムネのMCをパロディやるくらいすきなんだから勿論ここからでしょう。
そして私はこのタイトルが出た瞬間に辞書を引いた。(歌詞考察でもすぐ辞書引く女)けもの道の意味はまあざっくりわかるけど、ちゃんと知りたくて。
この時代に観客を入れてライブをすること。
(最近緩和されたけどその時点ではまだでした)
ああ、岩井さんはけもの道を選んだのだと。
きっと今ライブしているバンドもそうでしょう。
岩井さんがただスピッツの曲だというだけで採用しないだろうなと私は感じていて。勝手になんですけど。
でもこの曲自体がまさにそれなんだけどさ。
好きすぎる。
好きになり始めた当初、本当に岩井さんだけを推しすぎていて澤部さんの魅力をわかっていなかった。毎週ラジオを聞くようになって、毎日過去の放送を聞いたり同じものを繰り返し聞いたりしているうちに変わってきた。
澤部さんの面白さを理解し、操っているように見えていたけれど澤部さんもまた岩井さんが唐突に始める摩訶不思議な何かを瞬時に理解し泳がせてくれる人なんだと思った。聞く才能、嗅覚に優れている人だった。
前のライブのタイトルの由来の時も言っていた。いつも何も聞かされていないけど(笑)
何かあるんだろうな。
岩井のことだから。
この短い言葉で胸が熱くなった。
本当に素晴らしいコンビ。
0から1を作る男と1から100にさせる男。
0から生み出す人は勿論かっこいいし素晴らしいし本当にすごいのだけど、岩井さんが努力と才能と感性で作った道を1番映えさせるのもまた澤部さんなのだな、と。
ハライチは早くに賞レースで評価されてからの流れがそこまで派手ではないのだけれど、なんともきゅんとするドラマティックさがある。
まさにこの2人は道を拓く者と舗装する者だな、と感じている。尊い。
先陣を切ってくれてありがとう。
今歩いている道も知らぬ誰かが作ってくれたから。土地を開拓する凄さは学んでいたのに。ただ笑って終わりじゃなかった。いつだって岩井さんがやることには意味があった。それが積み重なって信頼となり、あなたが起こすすべてのことに意味を探してしまう。あるはずだ、と。
何かあるんだろうな、岩井さんのことだから。
そう思えることがどれだけ誇らしいか。
めちゃくちゃファンなんだよ。
すべて誰かの恩恵で生きているなあ、まで考えてしまったよ。求められてないかもしれないけど私はそれが楽しいよ。
今、皆誰もが自分の決めた道と戦っている。
私は動くことを選んだ人に敬意を表したい。