【THE・END】

きえないで

伊藤潤二作品が好き。

物心ついた時から怪奇、心霊、妖怪、そういったものが好きだ。

 

初めて見たアニメは妖怪人間ベムで今も大好きだし、勿論鬼太郎も。怖い話の本、妖怪レストラン、江戸川乱歩、花子さんがきた!、たたりちゃん、稲川淳二のビデオ、怪奇倶楽部、新耳袋など好きだったなあと思うものは大体こういった類のものだった。

 

そんな私が伊藤潤二作品に出会ったキッカケは恐らく菅野美穂が演じた「富江」だ。公開して間もなくとかではないのでそこまで昔からのファンというわけではないと思う。(生まれる前から富江はあるので)

 

原作が漫画であると知った私はすぐに調べた。

引用:富江



・・・・・伊藤潤二先生の描く女の美しさに衝撃を覚えた。美しくミステリアス、ただそこに居るというのか有るというのかわからないけれど、それだけで心を掴むものがあった。その頃は今のようにぽんぽんと購入出来る環境ではなかった為、少しずつ買い集めた。初期に想像していたホラー漫画とは少し印象が違っていたな。コメディの要素というかツッコミどころがある面白さ。古のホラー映画の好きな部分があった。そして登場人物が愛おしい。双一くんとかね。

好きになってからよくよく読んでいるとその絵の書き込み具合にゾッとする。楳図かずおが色なら伊藤潤二は線、と思ってる。なんなんだあれ。水木しげるの絵の背景の時もびっくりしたけれど。すごいよなあ、この場合は美とグロなんだけど私はなんでも相反するものが同居していることに感動するタイプだわ。

 

しかし未だに黒髪ロングで三白眼の女に憧れるけれど、どうも私は単純に平安顔でどうしようもないので富江にはなれない。どうもこの影のある美女みたいなのにはなれそうもない。惜しいのに。途中までは同じ製造工場だった気がしている(笑)

 

実写映画は演技は菅野美穂が一番だったな~!!

怪しいヤバめの女の演技うまいよねこのひと。

ビジュアルに関しては完全に仲村みう派だけど・・・

そうそう!これこれ!っていう。

 

ネトフリでコレクション、マニアックとアニメ化してから周りでも伊藤潤二という名がわかる人が出てきた。初見の人が大抵聞いてくるのが「どういうこと?」なんだけど

ji-anime.com

どういうことなのか考えちゃダメです。有名な首吊り気球でも「どういうこと?」って聞かれたけどどういうこともこういうこともない🤣🤣意味とかメッセージとか探りったら迷子になる(笑)ただそこにある怪奇を楽しんでほしいなと思う。