【THE・END】

きえないで

GLAY 「pure soul」

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発売されたのは1998年、私が小学生の頃。

当時はラルク派だった私にとってリアルタイムで聞き込んでいるアルバムではありませんでしたが、まあ名盤すぎるよね。

 

私のルーツは確実にGLAYなんですけど、今思い返すとこの頃私はGLAYの凄さも魅力も半分もわかっていなかったように思う。

 

タイトル曲でもあるpure soul

これの本当の素晴らしさに気付いたのは大人になってからでした。

あの瞬間のことは割と覚えていて、

友人とカラオケに行った時でした。

久しぶりに懐かしい歌なんて歌っちゃう~?って感じで何気なく入れたこの曲でどばどば涙が出て「なにこれすごい・・・・」ってなったんですよね。

 

歌い出しの

 

「何不自由のない暮らしだな

だけど 何か満たされぬ そんな夜もあるだろう

そんな夜もあるだろう」

 

 

これは、もう。

経験しないとわからなかった。

想像でしかなかった彼等の世界の中に今きちんと自分が立っている。

 

 

「生きてゆく為の賢さを

今ひとつ持てずにいるの と

誰かがふいにボヤいても それはみんな同じだろう」

 

 

言葉にならないほど胸にグッと来すぎて。

それにこれってもう21年前の曲なんだけど

そうすると当時TAKUROさんは26歳

HOWEVERと兄弟曲ってことなので書いたのはもっと若い時よね・・・?って思ったら物凄くないか・・・・・・・・?!?!?!?

 

達観するの早すぎん!?!?

 

 

私はいつも心がやられてしまうとGLAYに頼る癖があるんですが

なんでかって言うと本当に信頼の一言でしかなくて。

どうしたって汚れていってしまう世の中でどうしたら純粋でいられるか。

彼らがこの曲のそんなテーマの通りの人間性だったから。

いつも真っ直ぐに人を大事にしていて、

それは家族や友達、メンバーは勿論、私たちのことまでも。

 

守られている、というような感覚がずっとありまして

それはどのバンドにもありやしないんです。

色んなバンドにハマって追っかけてきたけど

そんな気持ちになるバンド、後にも先にもGLAYだけだと思う。

 

「何をしてくれるか」

 

じゃなくて

 

「誰がしてくれるか」だと思うんだよなあ。

 

 

あなた達が言ってくれるから嬉しくて

あなた達が思ってくれるから幸せで

あなた達が歌ってくれるから涙が出るのです。

 

近くにいる人達さえ大事に出来ない人間が、ファンのことなんて幸せにできるかよ。

 

 

私はこの目と肌で彼らがお互いを大切にして

敬い合って、助け合って、信じ合って生きてきたのを見て感じたから

この人達は大丈夫、って思えるんです。

 

 

GLAYはもう、ある意味父より父なんだよな。

親の次に人として大事なことを教えてくれた人達だから。

 

音楽はさ、好き嫌いがあるから

万人が好きじゃなくても全然いいと思うんだ。

好きじゃない人がいて当然。

だけど私はこの人達以上に尊いバンドマンを見たことがない。

あんなに仲良くてあたたかいバンドマンを見たことがない。

視野も心も広くて、尊敬できるしいつも周りのこと考えてる。

それはある種かっこいい音楽を作ることよりも希少価値が高いし

どうしたって尊敬してしまう。

 

ああ、私こんな大人がいるならまだ生きてけるって思っちゃう。

 

音楽の力が無意味だと思った瞬間ならたくさんあるけど

そうやって思わせてくれることがどんなに生きる糧になるか

支えになるか、あなたたちは知ってる?って言いたい(笑)

 

 

自分の価値なんて自分でつけないといけないけど

他人に任せると破滅への道ですけど

「誰かに大事にされている」と感じることがどれだけ自分に付加価値が足されるか

どんなに嬉しいことか。

 

曲の魅力より人の魅力話になってしまったなあ。

 

 

 

 

しかし説得力のある人間しか人の心を動かす音楽なんて作れやしないのよ。

大事、大事。

 

 

 

ってすっかり忘れていたのですが今日5/25なんですね。

25周年だ。おめでとうございます。

TERUさんの火傷のニュースが入ってきて少し心配。