※私の映画感想は基本ネタバレ有りです。
可愛いダコタちゃんが出てたので見てみた。
ドラマか?っていう四章仕立てだったのだけども、グロいシーンもありけりですが色々と差別満載の女の子が見たら憤怒!!!って感じの映画ですね。
宗教と差別と偏愛、変態、戦い。って感じ。
サイコホラーのようなパニックホラーのような。
でもこの手の作品の中では考えさせられることの多い作品だった。
簡単に言ってしまうと、愛に飢えた変態牧師の父が自分の娘に執着して永遠に追いかけてくるみたいな話でした、めっちゃ簡単に言いました(笑)
時系列が逆になってるのも面白かったかな。
結婚後→青年期→少女期→現在そして未来、みたいな感じ。
多分この牧師の父、愛情のかけ方を知らないんだろうなあ。受けてきたことないんだろうなあ、と哀れになるオチでしたね。
服従タイプの母を見て育ったダコタちゃん。
絶対にああはなりたくない、ならない。と誓って生きる姿。
そしてその姿を見たダコタちゃんの娘のセリフで締めていくのがいい。
ただ「私は絶対にこんな生き方嫌。」と母に告げたあとに自殺してしまうのがなんとも・・・・・・人間には強い弱いがありまして、どうしても出来ない人もいるんだよなあと思ったし子供だからわからなかっただろうけども母もすごく戦っていたと思うのですよ。
守るものがあると強くなれる、じゃないけど母は服従することで娘を守っていたんじゃないかと思うよ。旦那が娘を尋常ではない目で見ていたとき、あんなにいつも折檻されてるのに腐ったブタとまで罵ったもん。酷い目に遭うとわかってて、言ったのよ。充分強いなあと思うよ。
守っていた娘に「そんな生き方したくない」とまで言われて死にたくなるのちょっとわかるなあって思いました。可哀想だったなあ、あれ。
とはいえ女の色々な戦い方が表現されていて、いい気持ちはしないけど考えさせられることもあったのでそういう意味ではよかったかな。
私はいい時代に生まれてるんだなあと思います。
今でも男女差別の話とか色々あるけど、私からすればそこまで?って思っちゃうんだけどね。平等と女の弱さを武器に勝手なことまで言ってない?って思うこと言ってる人もよく見かけるからなあ。
元々男と女、違う生き物で出来ることも違うからお互い尊重して生きていくことしか答えはないと思うんよね。まったくすべての事柄に平等、は無理でしょ。都合よく女を武器にする人はめちゃくちゃ嫌いです。女らしいことしないで男らしいを求めるなとも思うし、その逆もそう。
女らしさとか男らしさとか、私から見たら大事なことだと思ってるよ。
私が女らしいかと言われると全然だけど(笑)
古臭くてもなんでもいいけど、私はそっちのが好きだ。
ただこの映画の変態牧師が求めていた「女」は反吐が出るほど自己中心的だし、キリスト教のことよく知らないけど聖書に書かれていることを自分の都合のいいように曲解して自分に取り込んでるめちゃめちゃ哀れなキモキモサイコパスおじさんです。
あと娼婦時代のダコタちゃんが超超可愛くて、ナニコレ~~~~~~って感じ!
やっぱタバコ吸う可愛い女の子好き~~~!!!!
時代が何と言おうと好き~~~~~~~!!!!
一番グロいのは変態牧師のパピーに殺された旦那さんなんですけどね、腸引きずりだされてそれで首絞められてる状態で発見されるってもう一体どんなサイコ・・・・・それでも人間って死なないの・・・・・・?って感じでした。やり口が超悲惨。
しかし結局ダコタちゃん、因果応報じゃないけど自分を助けてくれた親友を利用して(直接何かしたわけじゃないけど結果的にそうだったと思う)逃げてきた報いが最後に返ってきたんだなあと思うと、自分がどんな状態の時であろうと人の道から逸れたようなことをすると返ってきますよってメッセージなんだろうか。
胸を張っていられないようなことをした時は覚悟しとかないとな。って感じでした。
終わり。