どこかで予告を見て「見たいなあ」と思っていたものの、地元ではやっていなくて今見た感じです。プロレスの知識は、ほぼ皆無なんですけど(笑)
友達や先輩に好きな人が多かった為、有名どころのお名前と顔や技の名前くらいは聞いたことある程度で見た私でも楽しめて見れました😊
主演棚橋さんは演技が上手ってわけでもないんだけど、ほわっとする人柄が出ていて好印象でした。お父さんの愛情表現ってヘタクソなこと多いからこんな感じでもまあ、いいんじゃないかな?っていうか。
しかし子供は本当に残酷だなあと。
ピュアな言葉は胸を抉るなあと思いました。
「パパの仕事、恥ずかしいよ」と言われたお父さんの気持ちになってみると鋭利な刃物で心を抉られたかのような気持ちになった・・・・。わかるんだけどね。わかるんだけどアアアアアアアアっていう感じ。
エースじゃなくなっても、ヒールレスラーになってでも、プロレスを続けたかった男の生き様に涙してしまいましたね。最後のタイトルマッチっていうの?カズチカとの試合の演出もすごく好きでした。「今の自分で戦うってことね!!!!」と胸が熱くなるものがあり・・・プロレスというのは最高のエンターテイメントであり、技を受けることが出来る肉体の強さに優しさを覚えたりもして。一度見てみたいものの一つなんですけど、まだ未体験です。血出るのとかはやだけど・・・・(スプラッタ好きなのに)
そこそこ年齢を重ねてくるとパパがヒールレスラーだろうが、全然誇れる気がするんだけど。難しいよね~~~~。人の目を気にする気持ちってこんな小さなうちから根強く育っちゃうんだなって思って怖いよなあと思いました。ちょうどいい、ってなんでも難しすぎん????
周りの子供達の怖かったですね。あれはもう「嘘をつかせた、に近い出来事」なのに「本当のこと言えばよかったじゃん」なんて言って相手に謝罪の気持ちを増幅させるなんて、あんな残酷なことないよな~って思いながら。通用しないよね、「自分がそうさせた」なんてこと。大人になってもいっぱいあるけど。
なんでこの人はこんなこと言ったんだろう、なんて考えたところで意味不明な奴も多々いるんだけど好きな相手のことくらいは考えてあげたいね。それが出来るってことが好きってことなんだろうなと思うわ。恋愛でも友情でも。
「大人になっても好きなことが出来てるってすごいことなのよ」という奥様の一言がよかったね。ほんとにね、って思う。責任と覚悟。仕事にしてもまだ好きでいられることもまたすごいことだ。
好きな子に辛いことを言われて、同じ言葉を父に吐いていた自分に気付いて「僕本当に苦しかったんだ。パパもこんな気持ちだったの?」と泣きながら問い掛ける子供の姿を見て人の大事な部分ってここだよなあと思ったり。
プロレスのことはよくわからないけど、お決まりの流れだけどここでこれが起きたらめちゃくちゃ熱いぞ!!!を裏切らずにやっていく面白さがあるのかなあって自分なりには理解してたんだけど。そういう部分がこの映画にもあるなあって思った。こういう物語なんでしょ?とわかりながらもその瞬間が見たくてこの物語を見てる。
プロレスで熱くなれる人って子供心がちゃんとある感じがするな。細かい矛盾点なんかどうでもよくて、ヒーローと悪役がばしっと出てくりゃそれでOKみたいな気持ちいい感じ(笑)単純で、熱くて、なんか憎めないみたいな。
つまんないっていう人の気持ちもわかるけど、これが面白いんだろうなあって人の気持ちもわかる映画だったかも。私は好きでした😊