【THE・END】

きえないで

浜崎あゆみ 「TO BE」

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一応最初に言っておきたいのは、私自身があゆの熱心なファンだったというわけではなく、あの頃めちゃくちゃにこのお人形みたいな女の子に憧れていたもののCDは借りていたレベルという好きの度合いだったことを踏まえて読んでほしい。

 

そして過去イチどうでもいいブログっていうか

まじでただの独り言なのでヒマな方だけどうぞ~~~~~!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い返せばあゆが宣伝していたから初めての携帯もTu-kaだったな。

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濃い化粧にも憧れたし派手な髪やネイル、ファッションにも憧れた。

色白金髪巻き髪のフランス人形のような姿。

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自分とは真逆のお顔立ちだった為余計に憧れたなあ。

そして何より当時の歌が大好きだった。

強くて弱くて脆くて、必死な女の子の姿がいつも描かれていたように思う。

とはいえ新しい歌はいつの間にか聞かなくなってしまい、

高校生の頃には倖田來未に憧れていたよ(笑)

 

それでも古い歌は不定期で取り出しては聴いてたな。

いつ聴いてもHanabiHanabi-episodeⅡーとEnd rollとWho...とDutyというアルバムは最高に好きだったしくっそ泣けた。あのアルバムが発売されたのは中1くらいの時だったと思うけど、本当に暗くて最高だった。絶望三部作(Far away/Vogue/SEASONS)を終えてからのこのアルバムは今聞いたって本当に秀逸の出来だと思う。

 

まあこのタイミングで彼女のことを書くということは、勿論M事件()のせいだというのはすぐにわかると思うけど。実際私も本当に嫌だったな。明確に相手を描かれるというのは聴き手にとってはあまりよろしくない。

 

しかもあゆの曲の醍醐味は共感性だったと思ってる。

時代を彩ってきた歌姫と呼ばれる女達の中でも彼女はそれに関してダントツ強かったと思うんだ。歌がうまいだけの人なら、もっともっと沢山いたけれど。

 

音楽というのはいつも自分の傍に居て一緒に生きているものなので、聞くだけで当時の感情・状況さえも引き連れてくる。一気にその当時に帰ることが出来るものなんですよね。その時好きだった人とかね。

 

もう、そういう曲を聴いてあの知らんおっさん(知ってるけど)が浮かぶなんてそんな!!!!そんな殺生な!!!!バカなことしないでくれよ!!もったいない!!!って思ってたんだなあ。つい先日まで。

 

あとシンプルに長瀬くんとのカップリングがほんとに好きだったから。

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めっちゃ可愛くないですか?私この写真ほんとに大好きで。

 

なのでそんなおっさんとの話を聞きたくもないので、本も読むつもりなかったし。しかし何の因果かネタバレと共に書かれた某ブログを読んで私はハッとしてしまった。

 

 

 

あれ・・・・・・?

私はまずMを「好きな人」だという目線を失ってなかったか?

まさかこの人もしかしてマサ以外どうでもいいのでは・・・・?

私の心に覚えがある感情じゃないか?

惚れた理由もなんかちょっとわかる。

彼女も「自分のことさえどうでもいいタイプの人間」なのでは・・・?

 

 

という思考回路になってきた。

あれ、どうしよう。ちょっと泣けてきた。

もうこの時点で色々な策略にハマっている気がする。

昔の曲を引っ張りして、これがあれなら理解できる。

なんていう作業をさせられてる。

これが現在、AもMもどちらもどうとも思っていないただの戦略の可能性もあるんじゃないかなんて色々考えたもののしっくり来てしまった曲がこれだった。

 

youtu.be

 

ねえ、泣いてしまったんだよ!!!!!!!

商品としてなのか、人間としてなのか、

もうそんなことはさておき彼女は「信じられないほど人に大事にされた」という経験をあの男にさせられてしまったんじゃないかと思った。

救われた、とか どんな時も信じていてくれた、とか

自分の為に戦ってくれていた、なんて

メンヘラ的病み闇アイテムなのは私がよく知っている。

それも相当長い間効くぞ。

「大事にされる」という感覚は相手と自分の愛の在り方が一致しないと、感じられない割と稀有な経験なんだよね。なかなかいないと思う。

 

 

君がいたから どんな時も笑ってたよ

泣いていたよ

生きていたよ

 

 

 

ああ、笑わせるのも泣かせるのも生きる理由もこの子にはこの男しかいないんだ。全ての感情を司り、彼の為なら、彼がそれを望むなら。の思考回路なんだなあ。

 

どんなに辛くても彼から貰った浜崎あゆみという贈りものを手放せなかったんだ。そして今だって彼といればあゆは最強なんだろう。心底惚れた男がアイデンティティになってしまっている例を身近で見ているので余計しんみりした。

 

私の魂の半分だと言い切れる想いの強さは私も知っている。

 

 

私はこの本の何が好ましく思えなかったかって、生涯で一番惚れたと言い切る男を何故こんな形で商売目的みたいに・・・・・と思ってしまったことが一番だったけど。

 

 

彼が望むなら。

 

そんな気持ちの元だったらと考えると私は何にも言えなくなった。

 

 

そのくらいクレイジーな想いの果ての現在なら私はまあ、いっか。と思ってしまったよね。突き詰めた女が好きだから(笑)

 

 

身を滅ぼすほど、一人の男性を愛しました。

って本当どこかのくっさい小説みたいな一文も気に食わなかったけど(笑)あれが事実ならば彼女は本当の自分を滅ぼしてまで、彼が作った「浜崎あゆみ」としての人生を生きたことは身を滅ぼすことだったとどこか納得がいくなあ。

 

 

 

なんて色々妄想を膨らませた結果

あゆは完全にNANAのレイラだなあと思ってしまったんだよな。

 

 

あたしはべつに歌うの好きだし、いっそ歌うマシンになれたらいいのにって思うの。欲望とか嫉妬とか、何も感じない、疲れ知らずの高性能マシーン。でも感情を捨てたら、いい歌は歌えないよね。」

 

もう寂しさに負けたりしないもん。

 あたしには、タクミが認めてくれた歌があるから。」

 

 

ドラマかよ、って展開は人に小馬鹿にされがちだけど

ドラマみたいな恋愛は世の中に割とある。

私にも起きるくらいだから(笑)

 

 

 

「おまえが本当に欲しかったのは、日本一の人気バンドのボーカルってポジションなの?おまえが誰を好きになっても結局捨てられなかったポジションっていうのはタクミの隣にいることだろ?」

 

 

ああ、マジで沼。

マジでレイラとタクミだわ。怖。